診療科・センター
診療科・センター
当科は2008年4月に設置、6月に稼働を開始しました。
病理専門医・研修指導医#1436、細胞診専門医#800である非常勤専従医師1名、および 専任臨床検査技師2名(1名は細胞検査士)、兼任臨床検査技師1名で運営されてまいりましたが、2025年4月より石原の勤務が非常勤(月・水・金曜日はこれまで通り、火・木曜日が午後のみ)となったため、集中治療部、福島部長の応援を得て業務を行ってゆく予定です。
手術および 生検標本を顕微鏡下に観察し診断を行っており、これらの試料は必要に応じて遺伝子変異等の検査、遺伝子パネル検査にも供されております。また手術中に凍結切片を作製し短時間に結果を報告する術中迅速診断も含みます。
また体腔液や尿などに含まれる細胞を観察して病気の診断に役立てる細胞診も行います。
症例数はわずかですが院内で亡くなった方の病理解剖も行っており、剖検症例検討会の場で所見を公開して当院における研修医を含む若手医師の研修につなげております。宮崎大学医学部病理専門医養成に係る日本病理学会研修協力施設にもなっています。
今後とも臨床各科の先生方と連絡を密にし、またカンファレンスなどを通じて情報共有に努力して参ります。
病理検査室、病理診断室、自動包埋装置、包埋センター、自動染色装置、自動封入装置、自動免疫染色装置、ミクロトーム、バーチャルスライドスキャナ、剖検室・準備室
職位・職種 | 病理診断部 医師 |
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勤務形態 | 非常勤医師 |
出身大学 | 宮崎医大医学科、大学院 |
専門分野 | 人体病理診断 |
認定医 | 日本病理学会認定病理医 |
専門医 | 日本臨床細胞学会細胞診専門医 |
指導医 | 日本病理学会病理研修指導医 |
他の資格 | 死体解剖、診療録管理 |
主な所属学会 | 日本病理学会、日本臨床細胞学会 |
職位・職種 | 集中治療部 部長 |
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勤務形態 | 常勤医師 |
出身大学 | 宮崎医科大学(現 宮崎大学)、宮崎大学大学院 |
専門分野 | 救急、病理、脳神経外科 |
認定医 | 日本病理学会認定病理専門医、日本脳神経外科学会認定専門医 |
専門医 | 細胞診専門医、分子病理専門医 |
指導医 | 病理専門研修指導医、日本臨床細胞学会教育研修指導医 |
他の資格 | 医学博士、死体解剖資格 |
主な所属学会 | 日本病理学会、日本脳神経外科学会、日本癌学会、米国癌学会(AACR)、日本臨床細胞学会、日本ヒト細胞学会、日本がん転移学会、日本脳腫瘍病理学会、日本分子生物学会、日本脳神経外科コングレス |
臨床診断に病理診断を加えることにより診療レベルはより向上するものと自負しております。診断の難しい症例 などは他施設の病理医や大学医学部の病理学教室にコンサルトし、より精度の高い情報を患者様に還元できるよう努力して参ります。
石原は現在宮崎県臨床細胞学会長の立場にあり、日本臨床細胞学会認定の細胞検査士資格を有する検査技師は、県内外での学会活動 や新人細胞検査士の育成、細胞診の一般人への啓蒙、精度管理に関わる活動等に参加しております。病理組織診断学、細胞診断学の観点から診断面、学術面などで各科をサポートできるよう努めます。
作製された標本やそれらより得られる情報は、今後診療を受けられる他の患者様へも還元できるように保管、ファイリング、データの整理に努めております。