脳神経内科
概要
脳神経内科が扱う疾患は幅広く多岐に亘っています。脳(中枢神経)、末梢神経、筋肉疾患まで扱います。
手足がしびれる、力が入らない、うまく手足が動かない、歩行が不自由、言葉がうまく話せない、視野が狭い、物忘れがある、頭痛がする、めまいがするなどの日常生活でしばしば遭遇するこれらの症状は脳神経内科で扱います。
それらの症状の患者さんを診察し、場合によっては内科、脳神経外科や整形外科などへ治療をお願いすることもあります。
特徴
先に挙げた疾患を中心に扱っていますが、他にない特徴として眼瞼痙攣、片側顔面痙攣、痙性斜頚などに対するボツリヌス療法、慢性炎症性脱髄性多発神経炎やギラン・バレー症候群などに対する免疫グロブリン静注療法、多発性硬化症に対する免疫療法(インターフェロン治療など)、脳波、筋電図、神経伝導検査、誘発電位検査、睡眠時無呼吸症候群、ナルコレプシーなどの過眠症に対して終夜睡眠ポリグラフィー検査、睡眠潜時反復検査を行っております。
将来の展望
- 良質な診療をこころがけ、当財団の理念に沿う診療を行います。得意分野は電気生理学的評価ですので、これをさらに磨いてまいります。
- 宮崎大学と密に連携し、若手脳神経内科医の教育にも力を尽くします。
- 当財団は延岡市に延岡リハビリテーション病院を関連施設として持っており、脳神経内科医を週に1回派遣して県北の医療を微力ながら支える努力を始めております
診療について
脳神経内科は完全予約制です。
初診をご希望の方はナビダイヤル(0570-00-4755)より電話予約をお願いします。
TEL:0570-00-4755
主な診療内容
髄膜炎、脳炎、脊髄炎などの炎症性疾患、脳梗塞、脳出血などの脳血管障害、パーキンソン病、脊髄小脳変性症、てんかん、ギラン・バレー症候群、多発性筋炎、重症筋無力症、睡眠時無呼吸症候群、ナルコレプシーなどの過眠症、などの疾患を扱っております。
★睡眠外来ならびにボトックス治療外来は担当医師の都合により、新規受け入れを休止させていただきます
休止期間は未定ですが、診療再開の際は再度ご連絡差し上げます(2024.3)
スタッフ紹介
鶴田 和仁
職位・職種 |
名誉院長、宮崎リハビリテーション学院学院長 |
勤務形態 |
常勤医師 |
出身大学 |
熊本大学 |
専門分野 |
脳神経内科 |
認定医 |
日本内科学会認定内科医 |
専門医 |
日本頭痛学会専門医、日本神経学会専門医、日本睡眠学会専門医、日本臨床神経生理学会専門医(脳波分野、筋電図・神経伝導分野) |
指導医 |
日本神経学会指導医、日本臨床神経生理学会指導医 |
他の資格 |
日本神経治療学会評議員、宮崎大学医学部臨床教授 |
主な所属学会 |
日本内科学会、日本神経学会、日本臨床神経生理学会、日本神経治療学会、日本てんかん学会、日本睡眠学会、日本神経心理学会、日本頭痛学会 |
矢澤 省吾
職位・職種 |
副院長、脳神経内科 部長 |
勤務形態 |
常勤医師 |
出身大学 |
宮崎医科大学 |
専門分野 |
脳神経内科 |
認定医 |
日本内科学会認定内科医 |
専門医 |
日本神経学会認定 神経内科専門医、日本てんかん学会認定 臨床専門医、日本臨床神経生理学会専門医(脳波分野) |
指導医 |
日本神経学会指導医、日本臨床神経生理学会指導医、日本てんかん学会指導医 |
他の資格 |
医学博士 |
主な所属学会 |
日本内科学会、日本神経学会、日本臨床神経生理学会、日本てんかん学会 |
中尾 紘一
職位・職種 |
医長 |
勤務形態 |
常勤医師 |
出身大学 |
自治医科大学 |
専門分野 |
脳神経内科 |
専門医 |
日本神経学会認定 神経内科専門医、日本内科学会総合内科専門医、日本臨床神経生理学会専門医(脳波分野、筋電図・神経伝導分野)、日本睡眠学会専門医 |
指導医 |
日本神経学会指導医、日本臨床神経生理学会指導医 |
他の資格 |
日本医師会認定産業医、上級睡眠健康指導士、自閉症スペクトラム支援士(STANDARD) |
主な所属学会 |
日本内科学会、日本神経学会、日本臨床神経生理学会、日本てんかん学会、日本脳卒中学会、日本末梢神経学会、日本睡眠学会、日本自閉症スペクトラム学会 |
村原 貴史
職位・職種 |
医師 |
勤務形態 |
常勤医師 |
出身大学 |
宮崎医科大学(宮崎大学) |
専門分野 |
脳神経内科 |
専門医 |
日本神経学会神経内科専門医、日本内科学会総合内科専門医、日本臨床神経生理学会専門医(脳波分野、筋電図・神経伝導分野) |
指導医 |
日本臨床神経生理学会指導医 |
主な所属学会 |
日本内科学会、日本神経学会 |
杉本 晶子
職位・職種 |
医師 |
勤務形態 |
常勤医師 |
出身大学 |
宮崎医科大学 |
専門分野 |
脳神経内科 |
認定医 |
日本内科学会認定内科医 |
専門医 |
日本神経学会認定 神経内科専門医 |
他の資格 |
日本医師会認定産業医 |
主な所属学会 |
日本神経学会、日本内科学会、日本摂食嚥下リハビリテーション学会、日本嚥下学会、日本神経摂食嚥下・栄養学会、日本てんかん学会、日本神経生理学会 |
濵川 俊朗
職位・職種 |
院長、集中治療部部長 |
勤務形態 |
常勤医師 |
出身大学 |
宮崎医科大学 |
専門分野 |
集中治療医学、麻酔科 |
専門医 |
日本集中治療医学会、日本麻酔科学会 |
他の資格 |
医学博士 |
主な所属学会 |
日本脳卒中学会、日本てんかん学会、日本集中治療医学会、日本麻酔科学会、日本ペインクリニック学会、日本蘇生学会日本呼吸療法学会 |
成尾 浩明
職位・職種 |
救急部部長 |
勤務形態 |
常勤医師 |
出身大学 |
宮崎医科大学 |
専門分野 |
麻酔科 |
指導医 |
日本麻酔科学会指導医 |
他の資格 |
医学博士 |
主な所属学会 |
日本脳卒中学会、日本てんかん学会、日本麻酔科学会、日本集中治療医学会、日本臨床麻酔学会 |
武田 紘昌
職位・職種 |
医師 |
勤務形態 |
常勤医師 |
出身大学 |
宮崎大学 |
専門分野 |
脳神経内科 |
主な所属学会 |
日本内科学会、日本神経学会、日本感染症学会、神経感染症学会 |
実績
診療実績
日本神経学会教育施設
宮崎県 脳神経内科の主要な施設
Ⅰ.脳神経内科後期研修診療科と指導管理責任者名
診療科 |
脳神経内科指導管理責任者名 |
専門医番号 |
3129 |
指導医番号 |
365 |
氏名 |
矢澤 省吾 |
所属・役職 |
脳神経内科部長 |
Ⅱ.施設の概要
施設分類
1. 病院 |
民間病院 |
2. 病院の区分 |
一般病床+療養型病床併設病院 |
Ⅲ.内科系神経疾患診療担当科の現状とスタッフ
指導医、専門医の所属・職名(5名以内。上記研修教育責任者を除く。常勤は週4日勤務、週32時間以上診療にあたり、当直は2日扱い)
氏名 |
所属・役職 |
鶴田 和仁 |
名誉院長 |
中尾 紘一 |
脳神経内科医長 |
村原 貴史 |
脳神経内科医長 |
杉本 晶子 |
脳神経内科医師 |
Ⅳ.診療実績(内科神経疾患に関して
1年間の神経患者の統計
初診外来患者数 |
600人/年 |
再診外来患者数 |
4000人/年 |
入院ベッド数 |
10床 |
入院患者数 |
239人/年 |
平均在院日数 |
14日 |
神経疾患剖検数 |
0例/年 |
1年間の入院患者の内訳
脳血管障害 |
9人 |
その中で発症7日以内の急性期 |
5人 |
神経変性疾患 |
総数26人 |
筋萎縮性側索硬化症 |
3人 |
パーキンソン病 |
9人 |
他のパーキンソニズム(PSP,CBDなど) |
4人 |
多系統萎縮症(SDS,OPCA,SNDなど)) |
3人 |
脊髄小脳変性症(多系統萎縮症を除く) |
3人 |
不随意運動疾患(舞踏病,振戦など) |
0人 |
その他 |
4人 |
認知症性疾患 |
5人 |
アルツハイマー病 |
1人 |
血管性認知症 |
1人 |
レビー小体型認知症 |
3人 |
その他1人
免疫関連性中枢神経疾患(MS,脊髄炎,ベーチェット病など) |
13人 |
末梢神経疾患(GBS,CIDP,CMTなど) |
14人 |
筋疾患(筋炎,皮膚筋炎,ジストロフィーなど) |
1人 |
重症筋無力症 |
3人 |
神経感染症(脳炎,髄膜炎など),脳症 |
1人 |
てんかん(原発性,症候性) |
9人 |
腫瘍 |
0人 |
中毒性神経疾患 |
2人 |
内科疾患,代謝性疾患に伴う神経障害 |
0人 |
その他 |
13人 |
1年間の神経疾患に関する活動内容について
神経疾患患者のclinical conference |
40回 |
神経放射線conference |
40回 |
他科との合同conference |
40回 |
CPC |
0回 |
他院(地域・医師会を含む)との合同conference |
10回 |
その他,特別なconferenceがありましたら名称と1年間の回数を記入ください
(睡眠カンファレンス 40回/年)
1年間の脳神経内科で行った臨床検査実施件数について
CT |
89件 |
MRI,MRA |
459件 |
PET, SPECT |
90件 |
脳血管撮影 |
0件 |
頭頚部血管超音波検査 |
0件 |
脳波 |
291件 |
神経伝導検査 |
136件 |
針筋電図 |
10件 |
誘発筋電図(SEP,VEP,ABR,MEP) |
113件 |
筋生検 |
0件 |
神経生検 |
0件 |
各検査について
放射線科診断について,放射線科の医師による読影がなされているか
放射線科の読影あり
筋生検標本の採取,処理,判定(特殊な処理は除く)は貴施設の中で行われているか
協力施設と連携して行っている(協力施設名 大分大学第三内科)
1年間の医療介護・福祉・在宅医療
人工呼吸器管理 |
1件 |
持続陽圧呼吸管理 |
200件 |
リハビリテーション |
10件 |
特定疾患申請 |
150件 |
介護保険の指導、意見書提出 |
50件 |
在宅医療の指導、意見書提出 |
50件 |
身体障害者申請 |
20件 |
在宅呼吸器、IVH管理 |
1件 |
(在宅と明記してある項目以外は入院・外来の総件数を記載する)
Ⅴ.1年間の学会活動
- 日本神経学会総会(1題)
- 日本神経学会地方会(1題)
- 日本てんかん学会(1題)
Ⅵ.研修カリキュラム
参加を予定しているハンズオンセミナーなどの講習会名
日本臨床神経生理学会 |
ハンズオンセミナー |
臨床神経生理研究会 |
ハンズオンセミナー |
当科の特徴
- 脳血管障害を急性期から慢性期まで経験できる。
- 各種神経疾患を満遍なく経験できる。
- 各種画像診断機器が充実している(CT,3T-MRI(2台),SPECT)。
- 当院には脳磁計をはじめナビゲーション付き経頭蓋磁気刺激装置を導入し神経生理検査機器を稼働させている。神経生理検査専従の技師が4名配置されている。
- それらの機器を利用した診療研究が可能である。
- 脳神経外科と共同で「脳神経センター」を立ち上げ、総合的な神経疾患診療を行っている。
- 睡眠外来と平行して行い、日本睡眠学会の認定施設として終夜ポリグラフ検査を行っており、種々の睡眠障害を経験出来る。
- 当財団では職員の海外留学制度をもうけており、留学時の援助を行っている。