本文へ

診療科・センター

脳神経センター

概要

潤和会記念病院では診療科としての脳神経外科の開設は昭和60年(1985年)にさかのぼります。その後は、宮崎医科大学脳神経外科の関連施設の一つとして、継続的に常勤医が派遣されてきました。病院自体がリハビリテーション施設でもあったので、昭和年代の診療活動は整形外科、脳神経外科と内科のみでした。

次第に、外科系の2つの診療科の取り扱う疾患も増えてきましたが、医師不足はなかなか解消されませんでした。

宮崎県に、脳神経疾患に対して、神経内科と脳神経外科の人たちが一同に会して検討しあえる神経カンファレンスが行えるような施設がないことも大きな悩みでありました。

単一に存在していた脳神経外科では、主に脳血管障害と脊椎脊髄疾患を取り扱い、脳神経外科学会専門医、脊髄外科学会指導医、認定医とそろえて、主にこの2つsubdivisionで臨床活動を行ってまいりました。神経疾患の診断治療の充実を計画してきましたが、人材不足のためになかなかかなわない状況が続きました。

2009年に神経内科専門医が着任してからは、脳機能検査機器、治療器の導入、充実をはかってまいりました。

脳神経疾患の診断治療に携わっている人たちが協同して一層の充実がはかれるように、平成23年4月より正式に「潤和会記念病院脳神経センター」として活動することになりました。

診療について

診療検査機器

脳磁気計MEG(magnetoencephalogram)

脳機能を検査する機器であり、正常脳の各部位の機能、病的脳の代償機能などを検討している。このセンターの中心的役割を担っている機器である。

経頭蓋磁気刺激 nTMS

頭皮上から脳を刺激することにより、脳機能を活性化させようとする試みを行っている。麻痺肢の改善、難治性疼痛、などへの応用が期待される。

画像診断(MRI 1.5,3.0T),CT

神経生理学的検査(筋電図、末梢および中枢神経伝導速度、誘発電位、脳波、終夜ポリグラフ検査)

脳神経センターの機能

脳磁計MEG(magnetoencephalogram)

  1. てんかん焦点の診断
  2. 感覚野、運動野マッピング
  3. BMI(brain -machine interface)を利用したリハビリテーション(準備中)
脳磁計MEG(magnetoencephalogram) 写真1
脳磁計MEG(magnetoencephalogram) 写真2

触覚刺激による体部位の脳電図。機能局在を示す。

脳磁計MEG(magnetoencephalogram) 写真3
てんかんのMEG

矢印で示す部位が、皮質形成異常(てんかんの責任病巣)

てんかんのMEG 写真1

病変部位周辺の発作波の焦点を固定することができる。

てんかんのMEG 写真2
Motor correlogram left 1st finger movement

運動関連脳磁図:親指を動かした時の運動野の活動部位を示す。

Motor correlogram left 1st finger movement 写真1 Motor correlogram left 1st finger movement 写真2

経頭蓋磁気刺激(nTMS)

  • 脳卒中治療(準備中)
  • 難治性疼痛治療(準備中)
  • BMI:MEGとの連携(準備中)
経頭蓋磁気刺激(nTMS) 写真1

睡眠障害に対する取り組み

  • 睡眠障害に対する診断治療
  • 終夜ポリグラフ検査:日本睡眠学会認定施設(睡眠認定医1名、睡眠認定技師1名)

てんかんに対する取り組み

  • 長時間ビデオ脳波モニタリング(準備中)
  • MEGによる評価

施設について

会議室

50人程度の小会議が行える会議室があり、症例検討会などの少人数の会議が行える。

他施設との共同研究

  • Helsinki大学BioMag研究所
  • Dalhousie大学NRC(カナダ、ハリファックス)