内科は心不全の患者数が1位となっています。心機能の低下した高齢の患者さんの受け入れが多いため、平均在院日数が全国平均よりも長くなっています。2位は尿路感染症や急性腎盂腎炎の患者さん、3位は肺炎の患者さんとなり、感染症の疾患が多くなっています。　　　　　　　
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消化器内科では、食道・胃・十二指腸・大腸などの消化器疾患の診療を行っています。内視鏡的治療に力を入れており、早期食道癌、早期胃癌、早期大腸癌に対して外科手術を行うことなく、内視鏡を用いたがんの切除（粘膜切除術および粘膜下層剥離術）を行っています。1位～5位全て内視鏡手術となります。　　　　　　患者数10未満は、―（ハイフン）で表示しています。

外科は、消化器疾患や肛門疾患、ヘルニアなどの一般外科の診療を行っています。上位4位までがんの疾患で化学療法（抗癌剤治療）を行った患者さんで、使用する薬剤の違いでそれぞれ分かれています。5位は鼠径ヘルニアの手術ありです。54件中35件が腹腔鏡下での手術です。

整形外科は、骨折などの外傷や骨粗鬆症の治療以外に、膝や股関節を中心とした関節外科も行っています。骨折をした患者様が寝たきりなどになることなく、少しでも元の日常生活を取り戻していけるように、早期手術・早期リハビリをモットーとして、手術加療を含めた専門的な治療を行っています。また1位と4位の違いは、手術の有無になります。また、いずれの疾患も一般病棟からリハビリテーションを開始し当院の回復期リハビリテーション病棟等に転棟し、継続してリハビリテーションを行う患者さんが多くを占めています。そのため、平均在院日数も全国平均より長くなっています。

脳神経外科は、頭部外傷を含め脳や脊椎疾患が中心の診療科です。1位は、脳出血で手術を行わなかった患者さんです。2位は脳梗塞でエダラボンを使用した患者さん。3位は頭部外傷の患者さんです。4位と5位は、未破裂動脈瘤の患者さんで、4位は脳血管内手術を行った患者さん、5位は手術無しで脳血管造影を行った患者さんになります。多くの脳卒中の患者さんは、超急性期よりリハビリテーションを開始し、状態が安定した後に当院の回復期リハビリテーション病棟へ転棟し、継続かつ集中的なリハビリテーションを行います。在院日数は、急性期だけでなく回復期も含めているため全国平均より長くなっています。

脳神経内科では、脳（中枢神経）ならびに末梢神経、筋疾患の診療を行っています。このうち脳血管障害においては、脳神経外科と連携・協力し診療にあたっています。1位は脳梗塞で手術なしでリハビリテーションを行った患者さんで3位はエダラボンと言う薬剤を使用した患者さんで、4位は1位の条件で、副傷病名がある患者さんです。2位の疾患はてんかんで、脳波検査やその他痙攣性疾患も精査できる体制を作り、受け入れています。脳血管障害はいずれも急性期診療が終了すると当院の回復期リハビリテーション病棟へ転棟し、機能回復に向けたリハビリテーションを行います。このため、当院では回復期を含めた平均在院日数となっており、全国平均より長くなっています。

泌尿器科は、腎臓と尿管、膀胱、尿道などの尿路と、前立腺、精巣、陰茎などの生殖器を対象とする診療科です。当院では主に、尿路や生殖器の悪性腫瘍の治療と、生活の質（quality of life、QOL）を低下させる排尿症状や女性特有の症状を改善する治療の２つの治療に力を入れています。1位、2位、4位、5位は悪性腫瘍に対する治療で、中でも前立腺に対する治療が多くを占めています。1位は前立腺の悪性腫瘍に対する診断のための検査入院で、針生検という検査を行っています。2位は放射線治療を予定している患者さんに対して、治療による副作用低減を目的としてハイドロゲルスペーサーと金マーカの留置術を施行しています。3位は骨盤臓器脱を解消しQOLを改善するための治療です。4位と5位は膀胱腫瘍に対する内視鏡手術を行った患者さんですが、5位は手術時に特殊な薬剤を用いて行った患者さんになります。

呼吸器内科で1番多い疾患は、睡眠時無呼吸症候群です。神経内科と協力をして、終夜睡眠ポリグラフィー検査や睡眠潜時反復検査などの精査を行っています。
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救急・集中治療を行う部門です。外傷や脳血管疾患が多くを占めますが、専門の診療科に転科するため患者数は低く表示されます。1位は良性のめまいの患者さんになります。その他の手術が必要な場合は、専門の診療科へと転科し治療を継続します。 患者数10未満は、―（ハイフン）で表示しています。

消化器内科では胃内視鏡や大腸内視鏡を用いて検査を行い、必要に応じてがんやポリープを切除しています。内視鏡手術は、一般的な開腹外科手術と比較して患者さんへの負担が大変少なく、入院期間も1週間程度と短い治療です。

外科の手術では患者さんの体への負担を減らすため、細いカメラを体内に挿入しモニタ画面を見ながら手術を行う「 腹腔鏡下手術」を積極的に取り入れ、鼠径ヘルニア、大腸癌、胆石症、胃癌などの手術治療を行っています。

整形外科では骨折部を接合する手術や、変形した膝関節や股関節を人工関節に置き換える手術（人工関節置換術）などを行っています。近年では、脊椎疾患に対する手術なども行っています。術後にリハビリテーションも行うため平均術後日数が長くなっています。

脳神経外科では、頭蓋骨に小さな穴を開け血腫を洗い流す穿孔洗浄術や、大腿部の太い動脈よりカテーテルと呼ばれる細い管を挿入して治療をする脳血管内手術や経皮的頸動脈ステント留置術の他に、動脈硬化で狭窄した血管の内膜と、そこに付着した血栓やプラークを外科的に除去する手術などをも行っています。いずれも早期よりリハビリテーションを開始し、機能の回復を図ります。

胃瘻造設術とは、必要な栄養を口からうまく取れない患者さんに内視鏡を用いて胃に小さな穴を作り、その穴にカテーテルを入れる手術のことです。 そのカテーテルを通して栄養を摂取します。

泌尿器科では、主に尿路や生殖器の悪性腫瘍の治療と、放射線治療の精度を高めるために金属製のマーカーを留置する手術や、生活の質（quality of life、QOL）を低下させる排尿症状や女性特有の症状（子宮脱、膀胱脱など）を改善する治療を行っています。